カナダの幼稚園 ~プリスクール~

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日本だと、3歳で年少さん、4歳で年中、5歳で年長、6歳(7歳になる年度)からは小学1年生になるかと思います。

北米は少々違っていまして、3~4歳はプリスクールという日本では幼稚園にあたる機関があります。

5歳はキンダー、もしくはプリキンダー(half day)で、6歳からは1年生(Full day)になります。キンダーは小学校の学年の1つで、感覚的には0年生と言えるかもしれません。
というのも、キンダーは毎日だけど半日のところが多く、午前か午後を選択します。(中には月水金か火木でフルデイという学校もあります)
また、学年の区切りがカナダは(なのか、サスカチュワンがなのかは分かりませんが)9月に新学年が始まりますが、子供は次の年の1月末までに6歳になる子供が、小学1年生になれるというルールです。
アメリカは8月末までに(9月の新学期開始時には)6歳になっているのが条件でしたので、ちょっとシステムが違います。
ここで、悩むのが12月から1月生まれの子供を持つ親です。
もしも、自分の子供がその学年についていけないと感じたときに、学年を下げるという選択ができます。
ただし、○○学校でキンダーに1年行ったのち、1年生になるのに不安があっても同じ学校で2年目のキンダーは行けません。この場合、学校を変える必要があります。その判断を、キンダーに入るのを遅らせるか、1年生に入るときに遅らせるかはすべて親の裁量に任されます。

さて、プリスクールについてです。
プリスクールは小学校(キンダー)に上がる前の子供たちが通う幼稚園にあたり、時間も短く主に集団生活に慣らすこと、ルールを守ることなど基本的な学校生活を送る上での準備期間と言えます。
サークルタイムと言って、みんなでカーペットの上に座り、カレンダーで今日の日までの数字を数えたり、天気を確認したり、お歌を歌ったり体操をしたりして始まります。
その後、クラフトやストーリータイム、おやつの時間にフリープレイ、外遊びなど先生によってさまざまなプログラムがあります。
また、プリスクールは地域のコミュニティーが運営するものから教会が運営するものまで幅広く、どこも有料です。
金額は主催団体によって異なり、地域のコミュニティーは比較的低料金ですが、保護者のボランティアやファンドレージングなどで支えている感じがします。
教会などの私立の団体では料金は高めでもボランティアがいらなかったり、寄付が必要だったりします。

探すポイントとしは、まず家から近いに越したことはありません。
あと、スケジュールも重要です。年齢によって曜日や時間が決まっていることもありますし、年齢はミックスで曜日と時間もいろいろなパターンから選べるというケースもあります。
自分が通わせられる範囲で、いくつかのプリを見繕って詳しく内容を精査するというのが良いかと思います。
もちろん、近所にそのプリに行かせているママ友でもいれば、評判を聞けて最高ですが。

そして、プリのレジストレーションはそろそろシーズンです。
空いてさえいれば、9月から6月までの間にいつでも転入することは可能ですが、通常新入園の場合、1月ごろからオープンハウスが始まり、優先順位の高い順(在園中、在園中の兄弟がいる、まったく新人)にレジストレーションが始まります。
人気の高いプリなどは、あっという間に午前の部が埋まったり、ウェイティングリストにしか入れないという事態も起こりますので、小学校よりも親の機動力が必要です。

健闘を祈ります。
ちなみに、小学校はキンダーから始まって、8年生まであり、同じ学校にそのまま行きます。7・8年生はSecondary studentsというようですが、日本の中学生の年齢です。
9年生から12年生までがHigh Schoolになり、学校が変わります。カナダのシステムだと高校卒業時に17歳の子もたくさん出るようです。
幼稚園の争奪戦は世界共通ですね。
まだ、北米の方がましかな・・・ただし、預けられる時間は短いです。お仕事されてる方は、デイケア(保育園)というのがあります。

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