カナダで暮らす日常生活基礎の基礎 2　水回りを攻略せよ

海外だろうが日本だろうが、生活すれば一発で覚えることですが、もしも教えてくれる人がいない場合は、もしかしたら知らないかもしれない・・・という、日常生活の基礎中の基礎をあえて話題にしてみたいと思います。

シリーズ第二弾　「水回り」

食洗器の使い方

機種によって機能が違うので、一概には言えませんが、基本的には汚れたお皿を軽くすすいで大きな汚れを落としたら、食洗器の中に重ならないように並べて、扉についているポケットに洗剤を入れ、カチッと扉を閉めたらスイッチオン。
Delay機能を使って、数時間後に食洗器をスタートさせることもできます。
洗剤は固形のキューブタイプと粉タイプ、クリームタイプがあり、さらにガラス食器などの輝きを求めるなら、それ用の洗剤もあります。
洗い上がりは、きれいです。よほどこびりつきがひどくなければ、たいていは落としてくれます。
ただし、洗剤に研磨剤が入っているので、傷をつけたくない食器は手洗いが無難です。
絵付きの食器など、特に子供用のキャラクターの絵付きプラスチックの食器、カップなどは食洗器に入れると時間の経過とともにいつか無地の食器、カップになってくれます。

あと、ヒートドライにしておくと乾燥もしてくれますが、水滴のあとが白く残る場合があり、「洗ったのに！？」と最初は戸惑いますが、慣れます。（手洗いしても、ほっておくと水滴の後がうっすら白く見えることもあります。要するに水の問題？）
さらに、研磨剤の粒がついていることもあります。
「洗ったのに！？」と最初は戸惑いますが、そのうち粒がついていても気にせず使えるようになります。
プラスチックも基本的には大丈夫ですが、万が一ラックから落ちるとしたのヒーターのコイルに接触して溶ける恐れがありますので、小さなパーツ類は気を付けてください。
汁椀など、皿の底があげてあるタイプの食器は伏せておくとそこに水が溜まってしまいます。
これはしょうがないので、食器棚にしまう前に布巾で拭きましょう。

食洗器の運転音は基本的にけっこううるさいので、それを嫌って手洗いする友人もいましたが、慣れるととっても助かります。
深夜などに回すと、居住環境によっては十分安眠妨害になります。

また、ボイラーのサイズによっては食洗器を回しながら、シャワーを浴びると、シャワーが負けます。
冷たいシャワーで何度夫に地味な嫌がらせを楽しんだことか・・・。
たいてい、夕方には花が届きます。

台所のシンクはセパレート

たいていのシンクは、小さなシンクが二つ並んだ、欧米ならではのスタイルです。
写真をつけようかと思いましたが、やめました。なにもこんなところで恥をさらすことはない・・・。

日本人にしたら、なんで真ん中に壁を作るのよ！！！と不満に思いますが、慣れると結構使いやすいです。
小さなシンクはそのまま水をためて、大きなタライになります。
水にしばらくつけて皿の汚れをふやかせば、さっと水洗いで食洗器に入れやすくなります。
また、真ん中の仕切りをシーソーの支点のように使えば大物のまな板も難なく洗えます。
慣れれば、右で洗って左において、と食器のソートにも便利です。
また、大きなシンクよりも小さいシンクの方が洗いやすい気がします。
韓国人のマメな友人は毎回皿洗いの後は布巾でシンクの内側を拭いていました。
いつ行ってもピカピカで自分の流しを見ては反省していたのを思い出します。
そんな私も、ようやく子育てに余裕ができ、気分がいいときはシンクの内側を布巾で拭きます。
今は遠く離れてしまった友人を思い出しながら。

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