新米駐妻 産婦人科へ行く

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さてさて、今日も昔話をば。

ロスの空港を疾走した後、無事に降り立ったのはミシガン湖の畔にある、とある大きな街の北西部郊外。
日本人駐在員が数多く住むエリアです。

空港から先輩駐在員が手配してくれたマンスリーマンションに無事到着し、すぐさま生活に最低限必要であろう食材や、さしあたってその晩に食べる食事を調達しに連れて行ってもらったことを鮮明に覚えています。

全てが終わって、部屋に帰ると、もうぐったり。
ようやく、引越しから移動までの一連の作業が終わりました。
こんな大変なこと、大きなおなかでやっていいのか?!という気はしますが、これが私の選んだ道、やるしかありません。そして、やると決めれば案外できるもんです。

とはいえ、妊娠7ヶ月の私。自分のことはさておいても、おなかのbabyは大事にしなくてはいけません。考えられる限りの無理をし尽くしたこの数ヶ月の体のチェックと、そして出産までの数ヶ月を無事に過ごすためには産婦人科に行かなくては!!

幸いなことに、我々の任地は日本人医師、看護師、事務がそろったクリニックがあり、大抵の駐在員はそこに行くという便利な場所でありました。
おかげで、産婦人科も持病の内分泌系の医師もそちらで紹介してもらいました。
紹介された産婦人科も、いつもこのクリニックから日本人を送り込まれるので、「英語に慣れていない妊婦」に慣れているという実にありがたい環境でありました。
英語のほとんど話せなかった私達夫婦も、病院のスタッフの方々に助けてもらいながら、すぐになじむことが出来ました。

さて、私の行った産婦人科のことを少し紹介したいと思います。
まず、初診の日はもちろん問診表を書きます。
この問診表、単語がけっこう難しいので辞書はあったほうが良いと思います。
それでも分からなかったら、空欄にしておけば、あとでナースがもう少し噛み砕いて聞いてくれたりするので、問題ないと思います。
問診表と一緒にサインする書類もありました。支払いに関する誓約書とプライバシーポリシーです。

※ちなみに、確認したら病院のホームページからそれらの書式はダウンロードできるようです。
プリントアウトして、記入して持っていけば気が楽ですね。
先生方もみなさんご健在のようで、懐かしかったです。

書類が終わり、カウンターに持っていくとカップを渡され、トイレで採尿するように言われます。
終わったら待合室に戻って、診察室に呼ばれるまで待ちます。

ナースに呼ばれたら、まず体重計に乗せられますが、これがいまどきデジタルでもメモリでも・・・いやメモリなんですが、なんていうか、ハカリ?ものさしみたいなやつに重りがついていてそれを左右に動かして目分量でつりあったところで止めるという具合です。(現在はデジタルの体重計が導入されているかもしれませんが・・・)
まずポンドをとって次にオンス・・・。
しかも靴はいたまま・・・。
あまり細かいことは気にしないみたいです。

体重測定が終わると診察室へ通され、ナースに問診の抜けた箇所を質問され、血圧を測り、診察着を渡されました。

「ゼンブヌイデコレニキガエテネ」

え!? 全部??? ALLっていいました?
上も?下も?靴下も???

夫と顔を見合わせつつも、半信半疑で言われたとおりにしましたが、なるほど後で納得することになります。

やってきたのは韓国人の女医さんで、「コンニチワー」と手を差し出され、日本人慣れした様子でした。
初めてなので内診は覚悟していましたが、一通りの婦人科健診もかねているようで、胸のしこりから子宮頸がん検査までフルメニューでした。ガウンの前を開いてあらゆる場所を触診されました。
それから体調や心配事なども丁寧に聞いてくれ、つたない英語にも我慢強く付き合ってくれました。
最後に、次回検診はグルコーステストがあるわよと言われ、受付で予約してから帰るように言われて終了。
なお、こちらの産婦人科では当時4名の医師が勤務しており、出産の当日誰が当直か分からないので、予定日までに全員に会っておくようにとのことでした。

初めての産婦人科は緊張したものの、夫が通訳も兼ねて一緒にいてくれたので安心でした。
待合室でも、カップルで来られている方が多く、さすがアメリカ!と感心しました。
ぜひ、我が夫もこの国のよき風習を、当たり前のように身に着けてくれますようにと願ったのでありました。
次回グルコーステストは波乱の幕開けであけです。

 

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