北米の交通ルール ダメよ~ダメダメ、Uはダメ~

Rental Car 64

カナダもアメリカも基本的に交通ルールは同じです。
特別なローカルルールもあるようですが、日本のマナーで運転できる人なら問題にならないでしょう。
ただ、サスカチュワン州では、試験なしで日本の運転免許証からサスカの免許証に書き換えられるため、ここの交通ルールを勉強する機会が特にありません。
とはいえ、日本とはだいぶ違うルールを知らずに車に乗るのは危険極まりなく、少しはお勉強したほうがいいと思います。
サスカチュワンの交通ルールについて、詳しい情報はSaskatchewan Driver’s Handbookを熟読していただくとして、ざっくりと特に気を付けるべき点を紹介します。

どんな場所でも基本的にUターン禁止(Uターンレーンを除く)

うちの旦那は出張で来ていた時に、知らずにやってチケットをいただきました。
取り締まりのポリスに「俺様の道路で二度と曲がんじゃねーぞと怒られたそうです」
アメリカでは交差点以外のUターンはダメだった気がしますが、Uターンそのものがダメなんてルールじゃなかったので、カナダでそんなこと言われるなんてびっくりしたようです。

とまぁ、我が家は身をもってこのルールを知ったわけですが、知らない人も多いようです。

私が遭遇した怖い話
カナダもアメリカも、基本的に右折は常時Okです。(ただし、標識でNO TURN ON REDと書いてあるところは絶対ダメです)
周りをよく見て、左や前方からの左折車、歩行者がいないときは注意して右折します。
このルール、ちょっぴりアバウトでして、時々危ないな~というシチュエーションも正直あります。
左からくる車のスピードや距離が微妙で出るのをためらっていると後ろからププーと鳴らされたりもします。

さて、私が遭遇したシチュエーションはこうです。
その時、私のいる道路の信号が赤になりました。前方の車が停車しますが、私は右折レーンに入って一旦停止、右折できるかどうか、状況を判断します。
私のいる道路が縦だとすると、青信号になったのは横の道路です。
ところが、こちらのルールでは直進より先に、左折信号が青になり、待っている左折の車を先に行かせてから、直進の車のレーンが青に変わります。
つまり、このとき、自分のいる道路の対向車が左折して私の行きたい方向へ来ることはなく(赤信号のため)、左からくる車は左折する車を待つため、まだ赤信号で待機の状態です。
このとき動いているのは、横レーンの左折車のみ。つまり、私が侵入したい道路には車が来るはずがない状況なのです。
そこで、左側の直進車の車が赤信号で止まっているのを確認して、右折、道路へ進入しました。
ところが、私が道路に入った直後に、バックミラーに怒りの形相のドライバーが映ったのです。

びっくり。

私の後ろにいたドライバーが一緒に左折してきたんでしょうか?でも、なんで怒ってるの??
このドライバー、間違いなく私にキレており、その直後にぶつかるほどの急接近したかと思うと、急激に抜き去って私の前に割り込み、自分の怒りの深さを誇示した後、さらに車線変更して赤信号で急停車。私の車に並んで何やら叫んでおります。

私はというと、いるはずのない車が突然現れただけでも動揺しているのに、怒りをぶつけてくる態度にパニック状態。
信号が変わっても、スロースタートでこの車との距離を取りました。

なぜ?どうして?どこからこの車はわいてきたの??

あのとき、動いていい車は横レーンの左折車のみ。左折する車は私がいた縦のレーンに入るはずです。

つまり、可能性があるのはこの左折レーンにいた車がUターンしてきたということです。
自分は青信号で左折(Uターン)したのに、赤信号の右折車が自分の前に割り込んできたと思えば、怒るかもしれません。

でも、Uターンはルール違反なんです・・・。

アメリカではこのシチュエーションはありましたので、左折車がUターンしてくる可能性も考慮して、気を付けていました。
でも、カナダではUターン禁止。来るはずがないと思ったのです。

カナダでの運転は、「相手がルールをちゃんと知っているとは限らない」を肝に銘じた出来事でした。

皆様もお気を付けください。

 

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