今日は思い出話を一つ。
前回のお話を書いたのはかれこれ1年近くも前のことですが、地味に続きをば・・・。
初めての海外生活、初めての妊娠、初めての海外の産婦人科、英語はほとんどわかりません、という状況を、今考えればよく乗り越えたもんだと自分を褒めてあげたいものです。
でも、正直言うと、同じことがやってる奥さんは山ほどいたので、人間やればできる、騒ぐほどのことではない、何とかなるもんだと、今からまさに、このような状況へ突っ込もうとしている若きご夫婦にお伝えしたいと思います。
さて、グルコーステストですね。
私は27wで受けたと思います。1回目のテストは、特に絶食もなく病院に行ったらいつものチェック項目をこなして、採血を行います。
そして、甘い甘い液体を飲んだのち、1時間後に再度採血をして終了です。
このテスト、特にアジア系の人々はよく引っかかるそうです。
もちろん、私も引っかかりました。
病院から電話がかかってきて(電話機に病院名が表示されている)、英語はまったく自信がなく、夫も仕事で家におらず、でも自分の体だけど、赤ちゃんに関わることだから無視することもできなくて、心臓が破裂しそうなほどバクバク言っていました。
脂汗が一気に噴き出して、恐る恐る受話器を取ったのを、今も覚えています。
必死で聞き取った単語は、test(この前受けたグルコーステスト) high(高かった) come again(もう一度来なさい)です。
どんだけ、英語できないんだっていう状態です。
泣きそうになりながら、ひどく追い詰められた声で夫に電話をしました。
どうやらこの前のテストに引っかかって、私はもう一度検査を受けなきゃいけないみたい。
いったいなんの宣告を受けたんだ?というほど、しおれておりました。
夫は、すぐに産婦人科に電話をかけなおし(二度手間)、次の検査の予約まで取り付けて、その日は早くに帰ってくれました。
自分だって、まだ配属されたばかりで慣れない英語に新しい仕事で、どんだけ大変だったかしれないのに・・・。
あぁ、9年もたって、やっと今、そのことに思い当たるひどい妻。
というわけで、今日は何か彼の好きなものでも作ることにしましょう。(9年前のお礼に)
次回はグルコーステスト第二弾。
書いてるのはアメリカ時代の話ですが、今はSaskatoonラブってことで、我が町に清き一票を!!