2014年から４度目の冬を迎えました。
冬に引っ越してきたので、経年よりも冬の数が１つ多いという、ちょっと損した気分です。
カナダの冬は寒い。
それは誰でも知っているのですが、どれくらい寒いの？というのは、住んだ人間じゃないと分からないところです。
しかも、出身地によってその体感はきっと違うはず。
これは個人的な感想に基づく意見ですが・・・。
一般的には１１月にはマイナスに突入し、１２月から１月に極端に気温が下がる日があります。２月になると、その極端に気温が下がることがあまりなくなり、３月には-２０度より下がることはあまりなくなるという感じです。
４月、５月とじわじわ気温が上がり（下がらなくなり）６月には雪もなくなり新芽が吹く感じでしょうか。
７月が一番暑くて、蚊も多いです。
８月には朝夕は結構冷えてきます。９月はもう秋ですね、サスカでは９月の３週ごろに短い紅葉期間があります。
１０月にはすでに薄手のダウンコートが必要で、もしかしたら雪が降るかもしれません（２０１６年は１０月の初旬に降りました）。
当然のことながら、年によってそのパターンは違います。
そして、こちらでは実際の気温と、Wind chill（Feel like）と言って、体感温度を表示します。
暮らしている人たちが気にするのは、このWind chillですし、気温の話をするときの温度はこちらのほうです。
実際の気温はマイナス２８度でも、体感はマイナス４０度近いこともあります。
風が強いと体感は一気に下がり、あっという間に危険域に達します。
下の表はThe Weather Networkのホームページから体感気温による凍傷のリスクを現したものです。
| Wind Chill | Risk Factor | Time to Frostbite |
| 0 to -9 | Low | Discomfort（不快感） |
| -10 to -27 | Moderate | Hypothermia / Frostbiite (低体温/凍傷） |
| -28 to -39 | High | Skin Freezes 10-30 min |
| -40 to -47 | Very High | Skin Freezes 5-10min |
| -48 to -54 | Severe | Skin Freezes 2-5 min |
| -55 & below | Extreme | Skin Freezes 2 min or less |
The Weather Network のホームページより
Saskatoonでは年に何度かは-40から-47のvery highの域に達します。うっかり外に長くいると肌は５分から１０分で凍ってしまうというレベルですし、実際この気温で外に出ると何も覆っていない顔は痛いと感じます。呼吸も深く吸い込むことは危険で肺を痛める危険があります。ただ喋っているだけでもむせて咳が出るような感じです。
カナダに住むご家族がいらっしゃるなら、気温ではなくてwind chillを確認する方が、より実際の気温に近いでしょう。
これがサスカトゥーンの実力です。
カナダ中部に当たるサスカチュワン州やマニトバ州は特に寒い地域とされています。
人が多が多く住む都市部としては、ウィニペグやレジャイナ、サスカトゥーンが最も寒い場所に数えられます。
そんな場所でも、人々は普通に暮らしており、そんな場所に暮らすことを誇りに思っているのです。私も誇りをもって、そんな街から情報発信頑張ります。
