Mr.ハンディーマン

job_benriya_nandemoya

昔から、花嫁修業といえば、料理、洗濯、裁縫などがあげられるかと思います。
お菓子作りが好きだったり、子供のあしらいがうまかったりすると、近所のおばちゃんたちから「いいお嫁さんになるよ!!」なんて言ってもらえたもんです。
アメリカ、カナダでも似たような風習を見つけました。
日曜大工ができる男はいいお婿になる!!
なんと、私ふざけておりません。

子供のおもちゃにはHomedeptの大工道具のフルセット、赤ちゃんなら木製のねじやツールボックスで手先の器用さを培う知育玩具。
女の子用にはキッチンセット(ストーブや流し、レンジにオーブンが一体型になったもの)、男の子にはツールデスクというのがこちらの幼児期に与えられる大物玩具の王道です。
子供のころから、いいお婿になる訓練が始まっているんですね。
というわけで、カナダの男性は家の修繕や簡単なリフォームは自分でやってしまいます。(逆にそんなことも出来ないとお婿の貰い手がないという・・・)

ちなみに、我が家のご近所には元エンジニアのバリバリハンディーマンがいて、彼は床のフローリングの張替えから、風呂場のリフォームにモーターホーム(キャンピングカー)の内装までなんでもこなします。
もう尊敬の一言。

でも、全てのカナダ人男性諸君が、ハンディーマンかというとそうではなく、特殊な作りや失敗が許されない部分については、やはり上手な人にやってもらいたいというのが本音のようです。
そんな時、ご登場願うのが「Mr. ハンディーマン」
電話一本で、電気系統の修理から大きなドアの修繕、ガレージのシャッターにボイラーの設置、トイレや風呂場のトラブルまでなんでも解決してくれます。

我が家が、アメリカ、カナダでハンディーマンに来てもらった案件は
1.風呂場の排水溝の蓋(ビルトイン)の取替え
2.ガレージのワイヤー取替え
3.ガレージのワイヤーを巻くバネの取替え
4.ボイラーの設置
5.トイレの水漏れ
6.ファーネスのファンの取替え
7.高所の照明器具の交換
8.窓の開閉用ハンドルの取替え
9.ドアの密閉度を上げるためのシールの交換
10.吊り下げ扉の修繕
などです。

ナイスなハンディーマンに会えるのはとっても幸運なこと。
約束どおりに来なかったり、思った以上に高い金額を言ってきたり・・・。
今回来てくれたハンディーマン、対応がとても良く親切でした。
次から彼が来てくれるなら、安心だと思いました。
トラブル回避のため、お願いするときには必ず先にお金の話をきちんとしましょう。

後日談
このハンディーまん、玄関のドアノブを取り換えに、また来てくれたんですが・・・。
1回目、ドアのカッチンと閉まるところありますよね、開けるときは引っ込めて、占めるとドア枠の受け側に収まるやつです。あれの、形が丸と四角で違うというミステイク。
ごめんごめんまたくるね~と帰っていきました。

2回目、丸と四角は解決しましたが、ノブの部品がどうも足りない・・・これじゃ作業ができないよ。
ということで、またくるね~と帰っていきました。

3回目、無事にドアノブはドアに収まりました。しかし、持ってきたときから刺さっていた鍵がなぜか抜けない。
ドアノブ買ったところに連絡しておくから、あとはよろしくとMrハンディーまんは帰っていきました。

その後、ドアノブ屋さんからは連絡などなく、そもそも土日で閉まってた。その後も連絡がなかなかつかず、ついても外してもってこいだの聞いてないだの、電話をかけるたびにイライラする対応。
ハンディーのおっちゃんに、いいから古いのに戻してといっても、おいらの仕事は終わったのさ~と知らん顔。
この間、ほぼ1週間、我が家の玄関先には外から鍵が刺さった状態。(もう1つ鍵があるので泥棒さんは入れませんが)

結局、業を煮やした大家さんがハンディーな息子を連れて現れ、30分ですべて解決して帰りました。
最初からあんたが来い・・・。

 

にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へ にほんブログ村 海外生活ブログ 海外生活情報へ
にほんブログ村

画像出典:Copyright © いらすとや. All Rights Reserved.

コメントを残す